2017.11.20
夫の不貞相手に対して慰謝料請求した女性が、慰謝料80万円で和解した事例
事件概要
- 解決手続き
訴訟
- 依頼者属性(相談時)
20代女性(専業主婦)
- 相手方属性(相談時)
20代女性(不明)
相談内容
依頼者の夫は、職場の同僚と6〜7か月間にわたり性的関係をもった。このことを知った依頼者は深く傷つき憤ったが、幼い子どもを2人も抱えていることなどから離婚は思いとどまった。
依頼者は夫から不貞相手の連絡先を聞き出し、自分で相手方に連絡して面談の機会をもった。
面談の場では、200万円で示談するという話がまとまり、後日示談書を取り交わすことになった。ところが、その後相手方となかなか連絡がつかなくなり、依頼者の方から何度も連絡し続けたところ、相手方は自身の母の知人に窓口になってもらうと言い出した。
依頼者はしばらく相手方の母の知人を名乗る人物とやりとりを重ねたが、話は噛み合わず、交渉は暗礁に乗り上げた。
活動内容
相手方に内容証明郵便を送付したところ、相手方の母の知人を名乗る人物が、依頼者本人に対し、相手方側も弁護士をつけると連絡してきた。そこで訴訟の準備を進めながら相手方代理人からの連絡を待ったが、訴訟の準備が整うまでに何らの連絡もなかったため、そのまま訴訟を提起した。
解決内容
慰謝料80万円を10か月間で分割払いするという条件で訴訟上の和解が成立した。解決のポイント
依頼者本人で交渉していた段階では、いったん200万円で示談するという話がまとまったという事案であったが、口頭でのやりとりであり、書面やメールなど有力な証拠になり得るものがなかったため、この合意に基づく請求は断念せざるを得なかった。依頼者の夫婦関係は不貞によって破たんや別居にまでは至っていなかったこと、不貞期間も比較的短かったことなどから、慰謝料の額は50万円以上100万円未満が相場と思われる事案であった。
依頼者本人による交渉は結局こじれにこじれてしまい、相手方の関係者も加わって感情的対立も深くなっていた。
そこで弁護士が関与して訴訟を提起し、訴訟提起後は相手方にも弁護士の代理人がつき、無事に相場の範囲内で訴訟上の和解が成立した。
解決事例Examples of solutions
親権問題
夫の育児非協力や間接暴力等が原因で不貞行為に及んだ妻が、夫から離婚と子どもたちの親権を求められるとともに、慰謝料300万円と離婚後の養育費の支払を求められたが、妻から夫への支払は一切なしで、妻が子どもたちの親権者となり、夫から月7万円の養育費を得るなどの条件で離婚した事例
財産分与問題
妻に拒否的な態度をとられ続け、ついに離婚を決意して自宅を出た夫が、残債(住宅ローン)が残らないような財産分与の条件をとりつけて離婚した事例
慰謝料金額交渉
結婚から2か月後に実家に帰ってしまった妻から、180万円の未払婚姻費用(月15万円×12か月)と慰謝料等約60万円の支払及び謝罪を求められた夫が、30万円の解決金のみを支払う条件で離婚した事例
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