2017.11.20
モラルハラスメント
モラルハラスメントは、DV(これについては「DV」のページをご参照ください)のうち心理的攻撃に属するもの、精神的暴力や嫌がらせのことを指します。
近年は、モラルハラスメントを主たる離婚原因とする離婚事件も増加しています。
モラルハラスメント自体は昔からあっただろうと思うのですが、我慢してしまうケースが多かったのかもしれません。
モラルハラスメンの被害者からよく聞くのは、「キレどころがわからない」ということです。
被害者はできるだけ加害者を刺激しないよう常に気をつけているのですが、加害者は被害者の思いもよらないことで急に怒り出すというのです。
また、スイッチが入ると直前までの態度が180度豹変し、いったん始まってしまうととことん長い、と聞きます。
被害者は、なんとかその状況を終わらせるべく、加害者の言うことを素直に認めたり謝ったりするのですが、加害者は、
本心からそう思っていないだろう、適当に合わせればいいと思っているだろう、などと難癖をつけ、
そのことでまた延々と「お説教」が続き、なかなか解放されないのだと。
モラルハラスメントは、その性質上、自ら声をあげなければ誰にも気づいてもらえないのが通常です。
社会生活では何ら問題を起こない加害者も多いので、身近な人にもなかなか信じてもらえないということもあります。
モラルハラスメントの被害者の多くは、「本当に私が悪いのかもしれない」「私さえ我慢していれば丸くおさまる」と考えてしまいがちですが、
いわれのないことで人格の尊厳を傷つけられるような経験は、誰にとってもつらく、耐え難いことであるはずです。
そのような経験が積み重なると、いつしか深刻な精神的ダメージに発展してしまうこともあり得ます。
これはモラルハラスメントなのか?と悩んでいる段階でもけっこうですので、まずはご相談ください。
解決事例Examples of solutions
親権問題
夫の育児非協力や間接暴力等が原因で不貞行為に及んだ妻が、夫から離婚と子どもたちの親権を求められるとともに、慰謝料300万円と離婚後の養育費の支払を求められたが、妻から夫への支払は一切なしで、妻が子どもたちの親権者となり、夫から月7万円の養育費を得るなどの条件で離婚した事例
財産分与問題
妻に拒否的な態度をとられ続け、ついに離婚を決意して自宅を出た夫が、残債(住宅ローン)が残らないような財産分与の条件をとりつけて離婚した事例
慰謝料金額交渉
結婚から2か月後に実家に帰ってしまった妻から、180万円の未払婚姻費用(月15万円×12か月)と慰謝料等約60万円の支払及び謝罪を求められた夫が、30万円の解決金のみを支払う条件で離婚した事例
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